米ITC、中国製アルミシートが国内産業阻害と最終判断 関税確定

[ワシントン 7日 ロイター] – 米国際貿易委員会(ITC)は7日、中国から輸入されるコモンアロイ・アルミシートで国内産業が阻害されているとの最終判断を下した。

財務省はこれまでに96.3─176.2%の関税を導入する方針を示しているが、ITCの最終判断を受けこれが確定する。関税の導入期間は5年間となる。

こうした関税措置の手続きは通常は米企業や生産者団体などの苦情を申し立てを受け開始されるが、今回は1985年以来初めて政府が開始したケースとなる。

コモンアロイ・アルミシートは輸送、建設、インフラ、電気機器などの産業で利用されている。2017年の中国からの輸入は推定9億ドル。米アルミ業界では、アレリス<ALSD.PK>やアーコニック<ARNC.N>などが昨年、「低価格で不当に取引されている輸入品」が急増していると証言を行っている。

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