投獄記者数、引き続き過去最高に近い水準=非営利団体調査

[ニューヨーク 13日 ロイター] – 国際非営利団体のジャーナリスト保護委員会(CPJ)が13日に公表した年次報告によると、取材活動に関連して投獄されている記者の数は引き続き過去最高に近い水準となった。

12月1日時点で全世界で251人で、過去最高だった昨年水準(272人)は8%下回った。3年連続で、トルコ、中国、エジプトで拘束された記者の数が全体の半分以上を占めた。

調査書をまとめたエレーナ・ベイザー氏はこの状況について「今やトレンドとなり、ニューノーマル(新常態)のようだ」と説明した。

誤ったニュースを伝えたとの理由で投獄されている記者は28人で、2017年の21人、16年の9人から増加した。

投獄されている記者はトルコで最低でも68人、エジプトでは25人だった。

ただCPJは、失跡中の記者や当局以外に拘束されている記者は調査には含まれていないとし、中東や北アフリカでは多くの記者が行方不明や拘束された状態にあると説明した。

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