選挙前のバングラデシュ、衣料製造業者は賃上げ要求による混乱警戒

[ダッカ 24日 ロイター] – 衣料品の生産大国であるバングラデシュでは、縫製工場などで働く人々の賃上げ要求運動が広がっており、一部の工場では散発的な暴力行為も起きている。30日に議会選を控え、製造業者はこうした動きが拡大することを警戒している。

工場の従業員はハシナ政権が9月に提示した最低賃金を上回る額を要求している。国内の衣服製造工場の所有者の多くはハシナ首相を支持している。そのため、工場の所有者が現政権に不満を持つ人々の標的になる可能性がある。

前回2014年の選挙時も、数カ月続いた暴力行為により多くの工場の操業が一時停止。海外からの発注が減少したことから売上高に数百万ドル規模の損失が出た。

▶ 続きを読む
関連記事
国内ではファイヤーフォールを敷き、海外では世論戦を仕掛ける中共。では、中共のプロパガンダをいかに見分ければいいのか。習近平個人への批判は避けたり、法輪功迫害などの人権問題に沈黙する言説を流す人物は、中共の買収されているあるいは影響下にある可能性があると専門家はいう
中国共産党の日本への渡航自粛呼びかけで、打撃受ける中国系企業はどこか
世界が注目。ブルームバーグが選ぶ2026年の旅行先に台湾。夜市の熱気と食文化で、台北が存在感を強めている。
ロシア連邦捜査委員会は22日、モスクワで車爆弾が爆発し、ロシア軍参謀本部の高官が死亡したと発表した。当局は殺人事件として捜査を進めている
香港で12月18日、現金約10億円が奪われる強盗事件が発生。警察は15人を逮捕したが現金は回収されておらず、計画的犯行として捜査を続けている。