「相違を豊かさの源と考えて」、ローマ法王がXmasメッセージ

[バチカン市 25日 ロイター] – ローマ法王フランシスコ(82)は25日、毎年恒例のクリスマスメッセージを述べ、違いを危険要素としてではなく豊かになるための資源と考えるよう促すとともに、紛争で分断された地域の和解を呼びかけた。

法王は、サン・ピエトロ大聖堂のバルコニーから広場に集った数万人の人々に対し、世界に向けたクリスマスメッセージ「ウルビ・エト・オルビ」(ローマと全世界へ)を述べ、「考えの異なる人々の間での兄弟愛(を持ってほしい。この人々は)互いを尊重し合い、耳を傾け合う能力を持っている」と述べた。

具体的には、イスラエルとパレスチナの和平交渉再開を呼びかけ、「平和への旅路を始め、主が愛を示すために選ばれた土地を70年以上にわたって引き裂いてきた紛争の終結を目指す」よう語りかけた。

また国際社会に対し、シリアの政治問題解決に向けて働くよう求め、イエメン内戦の部分停戦により暴力と飢餓に疲れ果てた人々に安堵が訪れるよう願うと述べた。

さらに、国内の政治紛争に苦しむニカラグアとベネズエラにおける社会の調和を呼びかけ、難民となったり自宅を追われたりして人道支援と食料の安定を必要としているアフリカの人々数百万人が忘れられることがあってはならないと述べた。

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