米国とイスラエル、中国製通信機器巡る懸念を共有=米高官

[ワシントン 9日 ロイター] – ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は前週末のイスラエル訪問でネタニヤフ首相と会談した際、国家の重要部門で中国製通信機器を使用することについて懸念を表明した。米政権高官が9日、明らかにした。

高官は「われわれは知的財産の窃盗や機密情報収集の目的で中国政府が利用している中国の通信会社について懸念を共有している」と述べた。

トランプ政権は中国の通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]と中興通訊(ZTE)<000063.SZ>の製品が米市場に浸透するのを阻止するために一連の措置を講じてきた。両社はともに、自社製品が情報収集目的で使われているとの見方を否定している。

ファーウェイは2016年12月にイスラエルのIT関連会社2社を買収している。

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