カナダ勢、TPP弾みに日本牛肉市場の攻略目指す

[ウィニペグ(カナダ・マニトバ州) 10日 ロイター] – 東京の在日カナダ大使館では前月、カナダ産牛肉の魅力を伝えるイベントが開かれた。参加者は例年の30─40人を大幅に上回る126人に上り、関心の高さをうかがわせた

カナダ、日本、オーストラリアを含む11カ国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)は12月30日に国内手続きを完了した6カ国で発効。カナダの輸出業者はとりわけ、牛肉、豚肉、小麦、キャノーラ油に対する日本の輸入関税が引き下げられることに期待感を示している。

日本の牛肉輸入量は世界で3番目、小麦輸入量は同7番目に大きく、軟らかいパンや牧草ではなく穀物で育てた牛肉を好む国内消費者の嗜好に合わせた最高品質の食材を輸入業者が買い付けることも多い。

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