カナダ首相、家族の虐待逃れたサウジ女性の亡命受け入れを表明

[バンコク/トロント 11日 ロイター] – カナダのトルドー首相は11日、家族の虐待から逃れる途中でバンコクのスワンナプーム国際空港で足止めされていたサウジアラビア人の女性ラハフ・ムハンマド・クヌン氏(18)のカナダへの亡命が認められたと発表した。

トルドー首相によると、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がカナダに対しクヌン氏の受け入れを要請してきたという。

クヌン氏は5日にスワンナプーム国際空港に到着したが、当初は入国が拒否され、サウジアラビアに強制送還されれば生命の危険があるとしてツイッターで亡命を訴えた。48時間におよぶ抵抗の後、タイへの入国が許可され、UNHCRによって難民手続きが行われた。

UNHCRはカナダの受け入れを歓迎。またタイ政府によってクヌン氏に一時的な避難先が与えられたことを確認した。

空港関係者によると、クヌン氏が搭乗する大韓航空のソウル行き航空便は現地時間11日午後11時37分(1637GMT)に出発する。その後、ソウルの仁川空港でトロント行きに乗り換え、12日朝にカナダに到着するとみられる。

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