トランプ米大統領「ロシアに一切内通せず」、報道否定

[ワシントン 14日 ロイター] – トランプ米大統領は14日、ロシアに内通したことは一切ないとして、一部報道を否定した。

ワシントン・ポストは12日、トランプ氏が2017年、ハンブルクでロシアのプーチン大統領と会談した際に、通訳からメモを取り上げ、会談内容を他の政権当局者に話さないよう指示したと報道。会談には当時国務長官だったティラーソン氏も同席していた。

ニューヨーク・タイムズも11日、連邦捜査局(FBI)がトランプ氏がロシアのために行動した疑いで捜査したと伝えている。

トランプ氏は記者団に「ロシアのために働いたことは一切なく、完全な作り話について質問することさえ不名誉なことではないか」と述べた。

プーチン氏との会談は成功したとし、「こうした会合は常に行っており、たいした問題ではない」としたほか、通訳のメモについて何も知らないと説明した。

議会民主党は、通訳を巡る報道に懸念を表明した。下院外交委員会のエンゲル委員長(民主党)はCNNのインタビューで、通訳を召喚する可能性について話し合うため、同情報委員会と取り組んでいると明かした。

トランプ氏が司法長官候補に指名したウィリアム・バー氏は、モラー特別検察官のロシア疑惑捜査を守る方針を表明する。15─16日の指名承認公聴会向けの準備原稿で明らかになった。

*内容を追加しました。

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