米中協議、USTR代表は構造問題で進展ないと認識=共和党議員

[ワシントン 15日 ロイター] – 米共和党のグラスリー上院議員は15日、先週行われた米中通商協議について、通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が構造問題で進展は見られなかったと認識していると述べた。

1月末に閣僚級の協議が計画されていることも、関係筋の話で明らかになった。

グラスリー、ライトハイザー両氏は11日に会合。グラスリー議員によると、ライトハイザー代表は中国の米大豆購入について非常に前向きな発言をしたが、知的財産権や技術移転の強要などを巡り「必要とされる構造改革については進展はなかったと述べた」と明かした。

また、中国当局者が数週間以内にワシントンを訪れ、さらなる協議が行われるとの見通しを示し、「私の見解では中国経済は低迷しつつあり、進展のチャンスがある」と述べた。

トランプ政権の協議日程策定について知る関係筋によると、中国の劉鶴副首相がライトハイザー代表とムニューシン財務長官との協議のため1月30─31日にワシントンを訪問することを受け入れたという。

グラスリー氏の発言や次期米中協議の具体的な日程について、USTRのコメントは得られていない。

*内容を追加します。

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