次期世銀総裁、米政権がペプシコ前CEOや財務次官ら検討=関係筋

[ワシントン 15日 ロイター] – ホワイトハウスは世界銀行の次期総裁候補として、米飲料大手ペプシコ<PEP.O>のインドラ・ヌーイ前最高経営責任者(CEO)、デービッド・マルパス米財務次官(国際問題担当)、米政府系金融機関である海外民間投資公社(OPIC)のレイ・ウォッシュバーンCEOらを検討している。政権当局者が15日語った。

複数の当局者は前日、世銀の次期総裁の米国候補者選定作業をトランプ大統領の長女、イバンカ大統領補佐官が支援すると明らかにしていた。

ヌーイ氏は昨年10月にペプシコCEOを退任、ウォッシュバーン氏は2017年8月からOPICのCEOを務めている。3人の他にも、候補者がいるという。

米国は世銀の最大の出資国であり、トランプ大統領はキム総裁の後任者選任に強い影響力を持つ。世銀総裁はこれまで米政権によって選任されてきた経緯がある。

世銀のジム・ヨン・キム現総裁は今月、2月1日付で退任すると発表。その後、キム氏がプライベートエクイティ(PE)投資会社グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)に移籍することが分かった。

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