2019年神韻京都公演(大紀元)

神韻京都公演 日本彫刻界の第一人者「アンサンブルが素晴らしい」

しなやかで力強い洗練された舞踊、鮮やかな色彩に目を奪われる美しい衣装、新しい響きなのにどこか懐かしい音楽。中国伝統文化の素晴らしさを伝え全世界で絶賛される神韻公演の日本ツアーは京都公演を終えた。日本文化の原点ともいえる古都、京都では各芸術界の多くのアーティストたちが観劇に訪れた。目の肥えた京都の文化人に神韻はどう映ったのだろうか。

まるで絵のような舞台

日本芸術院会員 山本眞輔さん(大紀元)

「ダンサーの人間の体の動きに興味がある」と来場の理由を語った日本を代表する彫刻家の一人で日本芸術院会員の山本眞輔さん。「ずいぶん鍛えられている。人間鍛錬すればこんなにも動くものか」モデルの内面まで厳しく見つめ作品を作り上げる彫刻家の目にも、舞踊が卓越していると映った。また一人ひとりのダンサーの動きが、まるで一枚の絵を繰り広げるような群舞に「アンサンブルが素晴らしかった」と語った。

神韻のオーケストラは西洋楽器の響きの中に「琵琶」や「二胡」といった中国の伝統楽器の音色が溶け込み中国伝統文化の世界を表現する。イタリアに留学していた時、よくオペラを観劇していた山本さん。「西洋のオーケストラとは違うね、でもいい味が出ている」と語った。なぜ中国で見られないのかということが疑問に感じたようだった。

神秘のパフォーマンス

シンガーソングライター山下忠則さん(大紀元)

シンガーソングライターの山下忠則さん、傍ら日本のサムライの剣の舞ともいえる「殺陣(たて)」の講師をしている。「素晴らしいショーでした。練習量もすごいんだなと感じました。踊りはしなやかで力強く、跳躍したあと着地をしても音がしないところとか、すごく細かいところまで訓練されており、舞踊がまた揃っていてとても素晴らしかった」と驚いた様子。

「しなやか、うまいというだけではなく、佛とか神々の国とか中国の神秘性が表現としてパフォーマンスの中から伝わってきた」人を思いやることとか、佛に感謝することとか、昔から現代まで変わらずにあるんだなと感じたという山下さん。「最近、マナーが悪い中国人観光客などの話も聞く中で、今日は  美しい中国というのも見せてもらった」と語った。

心の輪を取り戻す

「動作の中でダンサーたちがお互いに心意気を感じあいながら一つになって舞踊している、そういうものを見ることができて最高でした」と熱っぽく語ったのは、はるばる徳島から来場した田中さん。徳島では阿波おどりを教えている。

手足を美しく動かすことはもちろん、女性の美しい衣装の長い袖であるとか、男性舞踊の中で使う扇のような道具に至るところまで、自分の身体の一部のように自在に使いこなし表現する。神経を研ぎ澄ませ身体の隅々まで心が行き届いているところに感動した様子。

またソプラノ歌手の歌も「ソプラノの声のエネルギーが会場の隅々までいきわたり、その歌声に包まれて心地良い感じを受けました」とエネルギーをからだ全体で感じ堪能したようだった。

中国の伝統文化は日本が文化を学んだ先生のようなものという田中さん。「自己中心的な考え方が広がって心のつながりを失いがちな現代、日本も中国も心の和を取り戻すというのは大事ではないでしょうか」と今の世界をふり返った。

京都で公演の取材をすると「日頃の鍛錬がものすごいんでしょうね」というコメントが本当に多く聞かれる。千年以上の間、文化の中心地だった京都の人々には素晴らしいパフォーマンスの裏でどれくらい努力をしたのかを見透かす目が備わっているのかもしれない。

神韻日本ツアーは大阪に移動し、1月21日、22日オリックス劇場で公演の後、八王子、東京、埼玉、福岡で2月5日まで公演を行う。

(大道修)

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