北朝鮮の金委員長、米朝協議に満足 トランプ氏称賛=KCNA

[ソウル 24日 ロイター] – 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は24日、金正恩朝鮮労働党委員長が、2回目の米朝首脳会談に先立ち最近行われた両国当局者の協議について満足の意を示し、トランプ米大統領を称賛したと伝えた。

「金委員長は、われわれはトランプ大統領のポジティブな考え方を信じ、忍耐強く誠実に待ち、米国とともに一歩ずつ、米朝両国が到達すべく目標に向かって前進するだろうと述べた」としている。

金委員長はトランプ氏から「素晴らしい」書簡を受け取ったほか、ワシントンを訪問していた北朝鮮の代表から米朝協議の結果について説明を受け、「大きな満足の意」を表したという。KCNAは書簡についてこれ以上の詳細には言及していない。

また、金委員長が2回目の米朝首脳会談に向けた実務レベルの準備をうまく進めるよう指示したと報じた。

米ホワイトハウスは前週、トランプ大統領が金委員長と2月末ごろに再会談を行うと発表。北朝鮮に対する制裁を当面維持する方針も明確にした。

一方、24日付の韓国紙東亜日報は、金委員長が韓国の文在寅大統領に対し、「画期的な」非核化措置を講じる意向を示したと伝えた。

同紙が米朝関係に詳しい関係筋の話として報じたところによると、北朝鮮の金英哲・朝鮮労働党副委員長が前週ワシントンを訪れた際も、トランプ氏に対して同様の意向が示されたという。

一例としては、北朝鮮は、同国の非核化への取り組みに関する検証を寧辺(ニョンビョン)の核施設廃棄の前に行うという米側の要求に応じる可能性を示唆。これに対し、米側は北朝鮮への石油供給制限の緩和や開城工業団地の条件付き再開、平壌での連絡事務所の設置といった措置を取る可能性に言及したという。

米国務省は東亜日報の報道に関するコメントの求めに応じていない。

*内容を追加しました。

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