フィリピン教会で爆発、20人死亡 政府「犯罪者倒す」

[マニラ 27日 ロイター] – フィリピン南部スルー州のホロ島にある教会で27日、爆発が2回あり、市民15人と兵士5人の計20人が死亡、100人以上が負傷した。過激派の犯行とみられ、フィリピン政府は爆発を起こした勢力を壊滅させると表明した。

ドゥテルテ大統領の報道官は「国家の敵が大胆にも、地域住民の安全を守る政府の能力に挑んできた」とし、「フィリピン軍が対応に当たり、罪深い犯罪者を倒す」と語った。

過激派組織「イスラム国」(IS)がIS系のアマク通信を通じて犯行声明を出した。

警察は現在捜査中だが、ISに忠誠を誓っているフィリピンのイスラム過激派集団アブサヤフの犯行とみている。

スルー州ホロ島はアブサヤフが活動拠点としている。

フィリピン南部ミンダナオ島では6日前にイスラム自治政府への参加を問う住民投票が行われ、多くの地域で賛成が過半数を占めた。スルー州は否決した数少ない州だったが、参加が決まった。

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