編笠百合(アミガサユリ)

茶席によく馴染む 茶花

編笠百合は中国原産で日本全国に栽培されているユリ科の半蔓性多年草。薬草、観賞用として植えられていますが、半野生化しているものもあります。早春に、茎の先端部に1、2個ずつ、淡黄緑色の鐘状花をやや下向きにつけます。花被(ガクと花冠)の内側に紫色の網目状斑紋が見られます。

独特の風合いから、茶席にあっても良く馴染み、茶花として珍重されています。茎は直立し上部で線状葉に、そして、先端が巻きひげ状となります。6月頃、茎と葉が枯れる頃に鱗茎を堀上げ、十分天日乾燥したものが生薬の貝母(ばいも)で、この内、日本市場品は主に浙貝母(せつばいも)です。大粒の白くて充実した鱗茎が上質です。

同じユリ科にコバイモがあります。日本中部から四国にかけての山地の日陰に自生し、淡桃色の鐘状花が下向きに咲きます。変種のコシノコバイモの特徴は花被片の縁に毛状突起があることです。いずれも茶花に好まれますが、絶滅種として挙げられています。

 

▶ 続きを読む
関連記事
足を温めることで、血行や自律神経のバランスが整うと考えられています。ハーブを使った足湯は、リラックスや巡りのサポートとして日常に取り入れやすいセルフケアです。
目の疲れや乾き、放置していませんか?実は、目尻の近くにある「瞳子髎」というツボが、日々のセルフケアに役立つ可能性があります。指先から整える、シンプルな習慣を。
体調管理に、自然のビタミンをひとさじ。ビタミンC・Eが豊富なローズヒップの魅力と、毎日に取り入れやすいおいしいお茶の作り方を紹介します。季節を味方にする、やさしい健康習慣のヒントが詰まった一編です。
認知症は早めのケアで進行をゆるやかにできる可能性があります。中医学の視点から、日常に取り入れやすい養生スープと頭・耳のセルフマッサージを紹介。食事と習慣で脳を守る具体策が分かります。
春は牡蠣が最も肥える季節ですが、食べ方によっては体に重さや冷えを感じることもあります。にらやしょうがなどと組み合わせることで、春の気の巡りを整え、体にやさしい一皿になります。