米民主党の若手オルーク氏、2020年大統領選への出馬表明

[バーリントン(米アイオワ州) 14日 ロイター] – 米民主党の若手、ベト・オルーク前下院議員が14日、2020年大統領選への出馬を表明した。同氏の出馬表明は民主党内で15人目、テキサス州からは2人目となる。

下院議員を3期務めたオルーク氏(46)は昨年11月の中間選挙でテキサス州選出のテッド・クルーズ共和党上院議員の対立候補となり、敗れたものの善戦したことから知名度が一気に上昇した。

オルーク氏はインターネット上で配信した動画で、「われわれの経済、民主主義、環境における互いに絡み合った危機」に対処すると表明し、「危機の局面は恐らく、この国にとって最もすばらしい機会を生み出すだろう」と述べた。

リアルクリアポリティクスの世論調査平均によると、オルーク氏の支持率は平均5%で6位につけている。ただ、出馬を表明したバーニー・サンダース上院議員や、立候補を検討しているバイデン前副大統領が世論調査でリードする中、現時点では最有力候補とは言えない状況だ。また、民主党の候補指名争いで進歩的な政策や候補者の多様性が強調される中、オルーク氏にどの程度の支持が集まるかは不透明だ。

リベラル派を指名すべきか中道の候補を選ぶべきかを巡る党内の議論で、オルーク氏は中間に位置する。

多くの問題についてオルーク氏は立場を明確にしていないとの批判も出ており、エリザベス・ウォーレン上院議員ら政策に強みを持つ候補に対抗できるかどうかも課題となる。

民主党の戦略専門家、マリア・カルドナ氏は「オルーク氏は大きな話題を呼ぶ存在だが、同氏に対する期待は非常に大きいため、その期待に応えるのは容易ではない」と指摘した。

オルーク氏は出馬表明した14日から、民主党候補者指名争いの初戦が行われるアイオワ州を3日間の日程で訪問。テキサス州で得た熱烈な支持を全米の舞台でも再現できるかどうかを占う最初の試金石となる。地元のテキサス州エルパソでは今月30日に集会を開く。

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