米商務省、重要資源の海外依存削減へ早急な対応提言

[ワシントン 4日 ロイター] – 米商務省は4日、レアアース(希土類)など重要資源の国内生産拡大に向け早急な対応を求める報告書を公表し、中国やロシアが輸出を規制すれば世界のサプライチェーンに「大きな衝撃」が及ぶと警告した。

報告書では、低利融資や「バイ・アメリカン」政策の下で防衛関連企業に米国製品の購入を義務付けるなど、携帯電話やその他消費財、戦闘機までさまざまな製品に欠かせない資源の国内生産拡大に向け、61の具体策を提言した。

また、日本やオーストラリア、欧州連合(EU)など同盟国との連携強化の必要性を指摘したほか、国内の鉱山開発を加速するため政府の審査手続きの見直しを指示した。

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