米国防総省、中国の南シナ海でのミサイル発射実験を「憂慮」

[ワシントン 2日 ロイター] – 米国防総省は2日、中国が領有権が争われている南シナ海でミサイルを発射したことは「憂慮すべき」であり、同海域を軍事化しないとした中国の約束に反するとの見解を示した。

国防総省当局者は匿名を条件に、中国がこの週末に複数の対艦弾道ミサイル発射実験を行ったことを明らかにした。

国防総省のイーストバーン報道官は、「中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島付近の人工構造物でミサイル発射実験を実施したことを国防総省は当然把握していた」と説明。

「中国の行為は同地域に平和をもたらしたいとする中国の主張に反するものであり、今回のような行動は(南シナ海の)領有権を主張する他の国々に対する示威行動であると理解している」と述べた。

中国はミサイル実験について認めていない。

中国外務省は2日、コメントを拒否し、質問を国防省に照会したが、同省はコメント要請に応じていない。

中国政府は先に、週末から3日にかけて、南シナ海の南沙諸島と西沙(英語名パラセル)諸島の間で軍事演習を行うとして、船舶に指定海域に入らないよう警告していた。

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