独首相が公務中に震え、1カ月で3回目 「対処している」と説明

[ベルリン 10日 ロイター] – ドイツのメルケル首相(64)が10日、屋外で行われた式典に出席中、体を震わせる症状を見せた。同様の症状が発生したのはここ1カ月で3回目で、健康状態への不安が高まる可能性がある。

メルケル首相は式典後の記者会見で、この問題に「対処している」と述べたが、体調は良いと強調した。

ロイターTVの映像によると、メルケル首相はフィンランドのリンネ首相を歓迎する式典で、起立中に体を震わせ、具合が良くない様子を見せた。

メルケル首相は先月18日、ウクライナのゼレンスキー大統領の歓迎式典に出席した際、全身を震わせる症状を見せた。その後27日にも、シュタインマイヤー独大統領との公務中に同様の症状を見せた。

メルケル氏は10日の記者会見で「体調は良い。心配はない」と語った。その上で「先日述べたとおり、ゼレンスキー大統領の歓迎式典で起きたことに対処している」とし、「このプロセスは明らかにまだ終わっていないが、状況は進展している。しばらくの間これを抱えて生活する必要があるが、私は非常に健康で、心配はいらない」と述べた。

また「以前と同様に、いずれ(震えは)なくなると信じている」とし、「(職務を遂行する)能力があると確信している」と強調した。

医師の指示や治療などについては明らかにしなかった。

ドイツ政界はこれまでのところ、メルケル氏の震えについて沈黙を保っているが、現地の大衆紙ビルトは、今回で3度目であることを受け、首相が自身の健康状態についてより多くの情報を明らかにすべきかどうか問いかけた。

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