南ア中銀、0.25%利下げ 追加措置には慎重姿勢

[プレトリア 18日 ロイター] – 南アフリカ準備銀行(中央銀行)は18日、主要政策金利であるレポレートを6.75%から6.50%に引き下げることを決定した。ただ、追加利下げには慎重な姿勢を示した。利下げは昨年3月以来。

利下げ決定後、南アランド<ZAR=D3>は上昇し、指標2026年償還債<ZAR186=>も強含んだ。

ハニャホ総裁は会見で「金融政策委員会は最近の物価下落トレンド継続や、2016年以来約1%ポイントのインフレ期待の緩和を歓迎している」とする一方、「しかし、物価見通しの上向きリスクの影響は非常に大きい可能性がある」とし、世界的な市場心理のシフトや国営企業への公的支援、公共料金値上げをリスクに挙げた。

南アの第1・四半期国内総生産(GDP)は前期比年率で3.2%減少。中銀は5月の会合で、今年の成長率予想を1.0%から0.6%に引き下げた。物価見通しについては今年4.4%、来年5.1%とほぼ維持しており、目標の3─6%にある。

カシム副総裁は「われわれはおおよそ目標範囲にいる」と記者団に述べ、中銀が利下げサイクルに踏み込んだわけではないと示唆した。

ハニャホ総裁も、中銀の将来の対応に対する市場期待は高いように見えるとした。

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