米大統領、韓国の米軍駐留費負担「さらに増額も」 協議開始

[ワシントン 7日 ロイター] – トランプ米大統領は7日、在韓米軍の駐留経費の韓国の負担増額について協議を開始したことを明らかにした。

トランプ大統領は「米国への支払いの一段の増額について協議を開始した。韓国は極めて豊かな国で、米国が提供する軍事的な防衛に貢献する義務を感じている」とツイッターに投稿した。

これについて韓国外務省当局者は公式協議はまだ始まっていないと指摘。米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が7月に訪韓した際に「利にかなった公平な方法」で協議を進めることで合意したとし、詳細については今後の交渉で詰めていくことを明らかにした。

韓国は2月、米軍の駐留経費の負担を1兆0400億ウォン(9億2700万ドル)をやや下回る水準に増加させることで暫定合意。暫定合意の期限は1年となっている。

トランプ大統領は記者団に対し、韓国がすでに負担増額で合意しているとし、「それ以上に増額することを合意するだろう」と語った。

ボルトン補佐官の7月の訪韓に続き、エスパー米国防長官が今月、アジア歴訪の一環として韓国を公式訪問する。

米国は約2万8500人の軍隊を韓国に駐留させている。

*内容を追加しました。

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