モスクワで市議会選巡る抗議集会、監視団体「過去8年で最大規模」

[モスクワ 10日 ロイター] – ロシアの首都モスクワ中心部で10日、公正な選挙を求める大規模な抗議集会が行われた。監視団体ホワイトカウンターによると、集会には最大6万人が参加し、過去8年で最大規模だったという。一方、警察は参加者は2万人としている。

集会は9月に実施されるモスクワ市議会選を巡り、反体制派候補の多くが参加を認められなかったことに抗議するため行われた。

監視団体OVDインフォによると、モスクワでは245人が拘束された。サンクトペテルブルクでも集会があり、80人が拘束されたという。このほか、ロストフ・ナ・ドヌやブリャンスクなどでも少数の人が拘束された。

ただ、拘束者が1000人以上に上った先週と比べ、当局の態度は軟化した。

今回のデモは先週とは異なり、当局が開催を許可した。デモは大きな混乱もなく行われていたが、終了後に若者を中心に数百人が政府の建物の周辺に集まり、プーチン大統領への不満の声を上げるなどし、機動隊が出動する事態となった。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]