米コストコ、上海で中国1号店オープン 初日に客殺到で営業中止
米会員制卸売大手コストコの中国1号店が27日、上海市閔行区にオープンした。午前8時半の営業開始とともに、想定以上の客が殺到した。客らは、我先にと店内の肉類商品、粉ミルク、中国酒などに次々と手を伸ばした。店舗内と周辺道路は大混雑し、店側は午後1時過ぎにこの日の営業を中止すると発表した。
中国メディアの報道によると、27日午前9時頃、1100台の自動車を収容できるコストコの駐車場はすでに満車となった。午前11時、続々と押し寄せてきた客で混みあい、身動きがとれないほどの状況となったため、店側は入店制限を始めた。スタッフは店の周辺道路に看板を掲げて、ドライバーに「駐車場に入るのに3時間、また入店するには2時間かかる」と知らせた。駐車場に入るための車列で、付近の道路は約3キロの渋滞が起きたという。
また、コストコでは、ネット上で最高額1本3000元(約4万4000円)で販売されている中国高級白酒「茅台酒(マオタイシュ)」を1本1490元(約2万2000円)の価格で販売。開店直後に即時完売した。
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