北朝鮮が米国務長官の発言批判、協議開催が「一層困難に」

[ソウル 31日 ロイター] – 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は、ポンペオ米国務長官が「北朝鮮のならず者の振る舞い」と発言したことについて、米国との協議開催をいっそう困難にしたと非難した。国営朝鮮中央通信社(KCNA)が31日に伝えた。

ポンペオ長官は27日に米インディアナ州での会合で「北朝鮮のならず者の振る舞いは看過できない」と発言していた。

崔氏は談話で、ポンペオ氏のコメントは理不尽で挑発的だとし、「同氏がこれほどまでの発言をしたことで、開催が見込まれていた米朝実務協議をいっそう困難にした」と批判。

また、北朝鮮の対米協議への期待は徐々に消えており、あらゆる措置を再検討せざるを得なくなっていると強調。「米国は後々に痛烈に後悔したくなければ、そのような発言でわれわれをいら立たせ、忍耐を試すようなことはこれ以上すべきではない」と警告した。

北朝鮮は最近、ポンペオ氏への批判を強めており、約1週間前には「米国外交の頑固な毒」とこき下ろしている。[nL4N25J0LI]

一方、米国務省の高官は31日、匿名を条件に、「われわれは北朝鮮の交渉担当者から連絡が入り次第、協議を実施する用意がある」と述べて協議の推進に引き続き前向きな立場を表明した。

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