菅官房長官、米中のやり取り注視 関税第4弾発動で

[東京 2日 ロイター] – 菅義偉官房長官は2日午前の会見で、米国が1100億ドル規模の中国からの輸入品に15%の追加関税を課す対中制裁第4弾の発動に踏み切ったことについて、両国のやりとりを高い関心を持って注視していると述べた。

同長官は「日本を含む国際社会の大きな関心事項であり、両国が建設的対話を続け、問題解決をを図ることを期待する」としながらも、「わが国を含む世界経済に与える影響については予断を持って答えることは控える」として、具体的言及を避けた。

この数週間、香港でのデモの拡大により多数の負傷者が出ていることについて「憂慮している」とし、「関係者の間で平和的な話し合いにより事態が早期に収拾され、香港の安全が保たれることを強く期待する」と述べた。

また、中国政府に対して働きかけを行うかについて「先般の日中首脳会談において、安倍晋三首相から1国2制度のもとで自由で開かれた香港の重要性について指摘した。引き続き高い関心を持って注視していく」として、新たな働きかけについては言及しなかった。

 

(中川泉 )

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