自閉症を持つ息子に初めて友達ができた! 母親の心境は?

とある自閉症の男の子を持つ母親は、息子の助けになればと介助犬を見つけました。そして、その犬との出会いにより彼の人生は大きく変わりました。

カイと名付けられた男の子は、4歳で自閉症と診断されました。母親は、カイが家族の他に友人がおらず、夜な夜な泣いたり孤独であことを見るのが耐え難く、とても心配していました。

そして彼女は息子のために介助犬を飼うことを決め、米国オハイオ州の非営利団体である4 Paws for Abilityに連絡しました。トルネードという名のゴールデンレトリバーが見つかりましたが訓練するのには資金が必要です。当時一家は日本に住んでおり資金を貯めるのに2年かかり、ようやくオハイオでトルネードと出会いました。

彼女の感動的なストーリーは、2016年10月18日に組織のウェブサイトで共有され、すぐに他の多くのニュースメディアに取り上げられました。

「息子は強く、賢い子です。それなのに、周りと違うという理由で、様々な大人や子供から傷つけられてきました。息子はそれまで評価されることはありませんでした」と母親は非営利団体4 Paws for Abilityに語ります。

一家がトルネードに出会った瞬間、カイはまるで魔法にかかったように一目で気に入りました。そして、彼はトルネードの柔らかい毛皮に頭を乗せ、抱きしめました。

その日のうちに、母親はカイがトルネードの感動的な出会いの写真をインターネットで共有したところ大反響を得ました。

トルネードは非常にフレンドリーな性格で、カイの完璧な相棒となりました。らしい犬は、カイをあらゆる不安からそっと守るように教えられ、捜索と救助の訓練を受けています。トルネードと外出する時は、カイにつながれお互いが迷子になることができないようになっています。

カイはトルネードから人間からは学べない、たくさんのことを教わりました。

「トルネードのおかげで、すべてが良くなると感じています。母親として、これまで息子が数え切れないほど多くの困難と苦痛に遭遇してるのをみて、泣いてきました。しかし、昨日泣いた理由は全く違います。言葉では言い表せない気持ちです」と母親は語ります。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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