米国防長官、イランは「少しずつ前進」 協議の可能性巡り

[ロンドン 6日 ロイター] – エスパー米国防長官は6日、イランは協議が開催できる状況に少しずつ近づいているとの認識を示した。

訪問先のロンドンにある英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)で講演したエスパー氏は「幾つかの点でイランは、協議ができる状況に向けて少しずつ前進しており、実現にこぎ着けることを願っている」と語った。

その後の記者会見でこの見解の根拠について問われると「G7(主要7カ国)後のイランによる幾つかの発言(を踏まえた判断)」だと指摘。「少しずつ近づいているといっても、かすかな動きだ。それらは評価できるものだと思っている」と付け加えた。

前月開催されたG7首脳会議では、議長国フランスの招待でイランのザリフ外相がG7開催地を訪れたが、トランプ米大統領とは会談しなかった。トランプ氏は4日、ニューヨークで今月行われる国連総会でイランのロウハニ大統領と会談することは可能との見方を示した。

英国のウォレス国防相はエスパー氏との共同会見で、米国とイランが合意をまとめる意向があるなら、両国の協議を後押しする考えを表明した。

一方、イランのファルス通信によると、同国の精鋭イスラム革命防衛隊のサラミ司令官は6日、「イランは米国と交渉することは決してない。それが敵国(米国)の主な狙いで、敵国が目的を果たす手助けなど誰もしない」と述べており、態度を軟化させてはいないもよう。

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