鴻海創業者の郭氏、国民党を離党 無所属で総統選に出馬か

[台北 12日 ロイター] – 来年1月の台湾総統選に向け、野党・国民党の予備選に出馬して敗北した鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏が12日、同党を離党した。

総統選に無所属で出馬する可能性がある。

米誌フォーブスによると、郭氏は純資産76億ドルで台湾トップの富豪。ビジネスで中国とのつながりが強く、中国との関係強化を繰り返し呼びかけている。

総統選では、現職で与党・民進党の蔡英文総統が再選を目指しているが、郭氏が出馬すれば、中国政府が歓迎する公算が大きい。

郭氏の側近は、離党は総統選出馬とは無関係だと主張。党指導部の古い考え方に失望したと説明している。

国民党は郭氏の離党に「強い遺憾の意」を表明。党の結束を呼び掛けた。

複数の関係筋によると、郭氏は届け出期限の今月17日までに無所属での出馬を発表する見通し。台湾経済に不満を持ち、対中関係の強化を望む有権者に支持を訴える計画という。

国民党は、韓国瑜・高雄市長を総統選の公認候補としているが、韓氏の支持率は低迷。アナリストは、郭氏が無所属で出馬すれば、国民党が分裂する可能性があると指摘している。

関連記事
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
アメリカの宇宙関連の高官は、中国共産党が太平洋上空で密かに宇宙軍を強化しており、インド太平洋地域の安全保障を脅かしていると警告している
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。