米大使、台湾との断交検討のソロモン諸島に慎重な対応呼びかけ

[シドニー 12日 ロイター] – 米政府は、台湾との外交関係見直しを検討している太平洋の島国ソロモン諸島に対し、中国の資金拠出の約束には慎重に対応し、台湾との断交を強制されないよう注意が必要だと呼びかけた。

米国の駐パプアニューギニア・ソロモン諸島・バヌアツ大使が今週、ソロモン諸島の首都ホニアラで記者団に語った。

ソロモン諸島では、複数の有力議員が、台湾との外交関係を見直し、中国との国交を樹立したいとの意向を示している。

ロイターが入手した音声記録によると、同大使は台湾との外交関係を維持することは明確には求めなかったものの、慎重な対応が必要だと発言。ソロモン諸島が「極めて重要な決断」に直面しているとの見方を示した。

同大使は「ソロモン諸島の首相、全国民、全議員に対し、圧力を感じながら決断を下さず、資金拠出やプロジェクトの詳細、融資なのか無償供与なのかを確認することを勧めたい」と述べた。

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