ビンラディン容疑者の息子殺害、トランプ米大統領が発表

[14日 ロイター] – トランプ米大統領は14日、アルカイダ指導者の故ウサマ・ビンラディン容疑者の息子のハムザ容疑者をテロ掃討作戦で殺害したと発表した。

ホワイトハウスが公表した声明の中で、トランプ大統領は、作戦はアフガニスタン─パキスタン地域で行われたと説明したが、これ以上の詳細は明らかにしなかった。

トランプ大統領はハムザ容疑者の死亡について「アルカイダから重要な指導力や、父親(故ウサマ・ビンラディン容疑者)との象徴的なつながりを奪い、組織の活動を大きく弱体化させる」と述べた。

ある米政府当局者は、ロイターに対して、ハムザ容疑者はアフガニスタンとパキスタンの国境付近で数カ月前に殺害された、としている。

殺害当時、ハムザ容疑者は30歳前後だったとみられる。アルカイダは2001年9月11日の米同時多発攻撃を実行。ウサマ・ビンラディン容疑者は2011年に米軍に殺害された。

ハムザ容疑者はその後、西側へのテロを呼びかけ、父親を殺害した米国に報復すると宣言。米国務省は2017年にハムザ容疑者を国際テロリストに指定した。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。