鴻海創業者の郭氏、来年の台湾総統選出馬を断念 政治には関与

[台北 16日 ロイター] – 鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>の創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏は16日、来年1月の台湾総統選について、無所属での出馬を断念したことを明らかにした。

郭氏は7月、野党・国民党の予備選に出馬して敗北。今月12日には同党を離党しており、無所属で出馬する可能性があるとの見方が出ていた。

郭氏は声明で「2020年の総統選に出馬しないことを決めた」とし、支持者に謝意を表明。ただ出馬は断念しても政治から手を引くことはないとし、詳細については明らかにしなかったものの、国民党の予備選を通して自身が掲げる政策を主張し続ける姿勢を示した。

フォーブス誌によると郭氏の総資産は76億ドルで、台湾で長者番付1位。

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