マクロン仏大統領がイラン大統領と会談、緊張緩和へ行動促す

[国連 24日 ロイター] – マクロン仏大統領は23日、イランのロウハニ大統領と会談し、域内の緊張緩和への道はより狭くなっているとの認識を示した上で、イランはこの機を逃さずに緊張緩和に向けた行動を取るべきと強調した。

仏大統領府が声明を発表した。首脳会談は90分超にわたって行われた。会談の直前には、 英仏独3カ国首脳が共同声明で、サウジアラビアの石油施設に対する攻撃はイランに責任があるとの見解を示し、同国に核開発問題などの協議に応じるよう改めて呼び掛けた。

仏大統領府は、短い声明の中で「(マクロン)大統領は、緊張緩和への道は狭いが、その必要性は増していると述べ、イランが行動するべきときに来ているとの考えを伝えた」と説明。また、域内の安全保障について議論を開始することが喫緊の課題と付け加えた。

イランの国連代表部の報道官はツイッターに「首脳らはイラン合意維持の方策や、2国間関係、ロウハニ大統領の新たな地域イニシアチブについて意見交換した」と投稿した。

マクロン大統領は24日、イラン問題を巡ってトランプ米大統領と会談する予定。

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