韓国の9月インフレ率、統計開始以来初のマイナス 消費が低迷

[ソウル 1日 ロイター] – 韓国統計局が発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年比で0.4%低下し、1965年の統計開始以来初めてインフレ率がマイナスとなった。

消費者の需要低迷に加え、昨年に異例の高水準となった農産品価格が下落したことが要因。韓国銀行(中央銀行)が早ければ今月にも追加利下げに動くとの見方が強まりそうだ。

ロイター調査では0.3%低下が予想されていた。

9月CPIは前月比では0.4%上昇した。

韓国の政策当局者らはこれまで、低インフレは一時的な農産品価格の下落によるところが大きいとし、デフレが定着するリスクを否定してきた。

企画財政省の金容範(キム・ヨンボム)次官は経済関連機関の高官による会合で、「消費者物価が長期間下げ続けるというデフレ状況にはない」との見解を示した。

中銀は7月、輸出依存型の同国経済が世界的な需要の減退に打撃を受けている状況に対応し、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、1.50%とした。利下げは3年ぶりだった。

*内容を追加しました。

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