香港当局、林地に「反テロ訓練施設」建設予定 新疆を参考に視察も

香港政府は、大規模な警察の反テロ訓練施設の建設を計画している。計画にあたって、香港保安局長は昨年末、新疆ウイグル自治区の再教育キャンプを視察していた。

香港の民間人権団体・本土研究社(Liber Research Community)は10月8日、香港政府の公式資料のなかに、訓練施設の建設費として19億香港ドル(約260億円)の予算を計上していると指摘した。

この反テロ訓練施設の建設予定地は、半世紀前から存在する林野のなかの拘留所「新屋嶺拘留センター」に隣接する。深センと香港の境界近くに建ち、1989年の六四天安門事件では民主活動家も一時拘留したというこの施設には今年、香港デモに参加した市民が送致されている。

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