北朝鮮が非核化交渉で米国非難「年末期限の無視は間違い」

[ソウル 27日 ロイター] – 北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長は27日、対米関係に進展はなく、一触即発の敵視政策が続いているとして、米国側の姿勢を非難した。朝鮮中央通信(KCNA)が談話を報じた。

米国に対し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、年末までに非核化交渉で譲歩するよう米国に求めている。

金英哲氏は、朝鮮アジア太平洋平和委員長の肩書で出した談話の中で、「米国が金正恩委員長との『緊密な個人的関係』に乗じて年末の期限を無視するのは間違いだ」と強調した。

金英哲氏は、2月にベトナムで開催され決裂した2回目の米朝首脳会談前の核交渉の責任者。

同氏は談話で「米国は新たなアプローチを求めるわが国の呼び掛けを聞き入れず、『より狡猾で悪意のあるやり方で』圧力をかけている」として、米国に方針転換を迫った。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]