香港デモへの公務員の関与、非常に遺憾=政務官

[香港 5日 ロイター] – 香港の張建宗(マシュー・チュン)政務官は5日、反政府デモに公務員が関与していることに深い遺憾の意を示した。

香港では中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけに6月に始まったデモが、エスカレートしている。

一部の公務員もデモを支持しており、10月末には違法な集会を巡って1人が逮捕された。

張政務官は「過去数カ月にごく一部の公務員が法を破り、違法な抗議活動に参加した。われわれはこのことを非常に遺憾に思う」と述べた。

また「彼らの職務はまず、社会や地域のために尽くすことで、政府の政策を支持する責任がある」と強調した。

主に週末に行われてきたデモの参加者は6月の数百万人規模から減少しているものの、暴力や破壊行為はエスカレート。当局はこのところ、多くの抗議集会に対して許可を出しておらず、行われた集会は違法となり、参加者らが逮捕される状況となっている。

ソーシャルメディアでは、5日にも新たなデモが呼び掛けられている。

中国共産党機関紙の人民日報は、反政府デモを支持する香港の公務員は「暴徒とともに滅びる」とする論評を掲載した。

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