中国との協議は順調、米国にとり適切な条件でのみ合意=トランプ氏

[ワシントン 9日 ロイター] – トランプ米大統領は9日、中国との通商協議は「とてもうまく」進んでいると述べる一方、米国にとり適切な内容である場合のみ合意を受け入れるとの考えを示した。

トランプ氏は記者団に対して、中国との協議は望んでいたよりもゆっくりとしたペースで進んできたと指摘。ただ、米国よりも中国側の方が合意を望んでいたと説明した。

「中国は過去57年で最悪の年を経験しており、同国のサプライチェーンは割れた卵のように全て崩壊している」とし、恐らく中国は何としても合意にこぎつけなければならない状況だとの見方を示した。

さらに、関税撤廃に関して誤った報道があるとし、「撤廃の水準は正しくない」とコメントした。ただ、詳細は明らかにしなかった。

米中の高官は7日、両国が通商協議の「第1段階」の合意の一環として、双方が貿易戦争の過程で発動した追加関税を段階的に撤廃することで合意したと明らかにした。ただ、ホワイトハウス内では、追加関税の段階的撤廃に対して一部から強い反発の声が出ているという。

さらに、トランプ氏は8日、関税撤廃に関して「何も合意していない」と語った。

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