米議員、トルコの人権侵害非難法案提出 NBAカンター選手を支援

[ワシントン 12日 ロイター] – 米上院のエドワード・マーキー、ロン・ワイデン両議員は12日、トルコにおける人権侵害を非難する法案を提出した。米プロバスケットボール協会(NBA)のエネス・ カンター選手が反対勢力の1人としてトルコ政府に標的とされていると批判した。

カンター氏はトルコのエルドアン大統領に反対する立場を明確にしている。トルコ政府は、在米イスラム指導者ギュレン師とつながりがあるとしてカンター氏の逮捕と本国送還を模索。カンター氏はトルコ政府にパスポートを無効にされ、所属するボストン・セルティックスの海外遠征に参加できなくなっている。

エルドアン大統領は13日にホワイトハウスでトランプ大統領と会談するため、訪米している。

マーキー氏は、トルコで市民ら8万人が逮捕・投獄などの処分を受け、政府に反対する団体やメディアが閉鎖されている現状に言及。「エルドアン氏は世界のいたるところで自由と権利を制限する最大規模のキャンペーンを展開している」と非難した。

カンター氏は、民主主義と自由があり、人権が尊重される国に住んでいることを米国民は「幸運でありがたく」感じるべきだとし、「悲しいことに、私の国にはそのどれもない」と嘆いた。

「だが、素晴らしいことに自分は(両議員に加えて)チームメートやコーチ、ファンたちからも支援を得ている。米国には感謝してもしきれない」と述べ謝意を表明した。

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