中国軍が障害物を撤去、民主派議員「香港基本法に違反」
香港立法会(議会)の民主派議員24人は11月16日夜、香港に駐屯する中国軍が同日午後、九龍塘の駐屯地から「無断で離れた」とし、香港基本法(憲法に相当)と駐留軍法に違反したとの非難声明を発表した。専門家は、中国最高指導部が駐留部隊に命じたと指摘した。
香港メディアの報道によると、16日午後4時半ごろ、中国軍の香港駐留部隊の兵士は香港浸会大学(香港バプティスト大学)の近くの道路で市民とともに、デモ隊が残した鉄柵やブロックなどの障害物の撤去に参加した。駐留部隊の幹部がメディアに対して、兵士らは「自発的に参加した」と主張した一方で、「目的は、暴力と混乱を制止するためだ」と説明した。香港政府は、駐留部隊に協力を求めていなかったとした。
駐留部隊の中国版ツイッター「微博」上の投稿によれば、撤去作業は当日午後5時前に終了し、その後兵士は駐屯地に戻った。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。