フィンランド社民党、首相に34歳マリーン氏選出 同国史上最年少

[ヘルシンキ 8日 ロイター] – フィンランド連立与党第1党の社会民主党は8日、連立政権の一角を担う政党の批判を受けて辞任したリンネ首相の後任に、サンナ・マリーン運輸・通信相(34)を選出した。同国史上最年少の首相となる。

マリーン氏は数日内に就任する予定で、現役首相としては世界最年少となる見通し。

リンネ氏は、国内で発生した大規模ストへの対応を巡り、連立政権の一角を占める中央党から批判を受け、3日に辞意を表明した。[nL4N28D4EG]

マリーン氏は記者団に「信頼を取り戻すために取り組むべきことが多くある」と表明。社民党の党首選では、同党の議会グループ議長のアンティ・リンドマン氏が僅差の2位となった。

フィンランドでは3日連続のストが行われており、9日からは一部の大手企業で生産が停止する見通し。フィンランド産業連盟はストにより国内企業の売上高が計5億ユーロ(5億5000万ドル)失われると推計している。

同国はまた、年末まで欧州連合(EU)の議長国を務めており、EUの新予算編成に向けた取り組みで中心的な役割を果たしている。

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