中国で拘束の米国人解放要求を、米超党派議員がトランプ氏に書簡

[ワシントン 13日 ロイター] – 米議会の超党派議員グループは14日、トランプ大統領に中国で拘束されている米国人などの解放を中国側に要求するよう求める書簡を送ったことを明らかにした。

共和党のマルコ・ルビオ上院議員と民主党のマクガバン下院議員が率いる6人の上下院議員は書簡で、中国による米市民および米永住者の収監や恣意(しい)的な拘束、出国禁止に「深い懸念」を示した。

そのうえで、習近平国家主席ら中国の高官に粘り強く解放を要求するよう求めた。

書簡では、牧師や実業家などを含む米国の市民および永住者7人に言及。中国政府は出国禁止措置を利用して「中国系米国人を不当に標的にしている」と批判した。

さらに、新疆ウイグル自治区で収容されている、米市民および永住者の家族についても、中国側に解放を要求するようトランプ大統領に求めた。

中国大使館は現時点でコメントの要請に応じていない。

米中は15日に「第1段階」の通商合意に署名する見通しで、両国の貿易摩擦の緩和につながると期待される。ただ、米当局者は人権問題で中国への批判を強めており、両国の戦略上の対立は解消されない見込みだ。

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