原油先物は上昇、中国が米国産エネルギーの輸入拡大で合意

[東京 16日 ロイター] – アジア時間の原油先物は上昇。米中両国が15日、中国による米国産エネルギーの輸入拡大などを盛り込んだ「第1段階」の通商合意に署名した。

0118GMT(日本時間午前10時18分)現在、北海ブレント先物<LCOc1>は0.33ドル(0.5%)高の1バレル=64.33ドル。

米原油先物は0.28ドル(0.5%)高の58.09ドル。

中国は米国との第1段階の通商合意で、原油や液化天然ガス(LNG)など米国産エネルギーの輸入を2年間で500億ドル超拡大することに同意した。

ただ業界筋やアナリストは、中国がこの合意を履行できるかは不透明で、合意事項の具体的な実施方法が明らかになるまで原油価格の上昇は限定的にとどまるとみている。

ANZはリポートで「今回の合意は休戦に過ぎず、関税が大幅に引き下げられるわけではないため、影響は限定的だ」と指摘。「第2段階の交渉は第1段階の履行状況に影響されるため、不透明感が残る。年内に再び緊張が高まるだろう」と予想した。

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