原油先物は横ばい、中国GDPの大幅鈍化が重し

[ニューヨーク 17日 ロイター] – 米国時間の原油先物は横ばい。世界最大の原油輸入国である中国の2019年の国内総生産(GDP)が大幅に鈍化したことを受け、原油需要に対する懸念が高まった。一方、米中通商合意署名を巡る楽観が支援した。

北海ブレント先物<LCOc1>の清算値は0.23ドル高の1バレル=64.85ドル。米WTI原油先物<CLc1>は0.02ドル高の58.54ドル。

週間では北海ブレントが0.2%安、WTIが0.8%安だった。

中国国家統計局が17日に発表した2019年のGDP伸び率は6.1%で、1990年以来29年ぶりの低水準だった。米国との通商摩擦や投資低迷を背景に2018年の6.6%から大幅に鈍化した。

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