ベンツで紫禁城に乗り入れた女性に批判殺到、「特権の乱用」
中国ではこのほど、外国高級SUV車で北京の故宮博物院(紫禁城)に乗り入れた女性に批判が殺到した。女性は「夫の祖父」が共産党の長老と自称し、中国版ツイッターの「微博」でその贅沢な生活を度々披露していたことから、市民の特権階級への反発が高まっている。
1月17日午後、微博に、ユーザーの「「露小宝LL」」は、「月曜日の閉館日のうちに、人混みを避けて、故宮を楽しんできた」とのコメントを書き込み、写真4枚を付けた。写真には、紫禁城の太和門広場を背景に、2人の女性が黒いベンツ・G500とともに映っていた。また、ベンツG500には「京A80」から始まるナンバープレートがついている。このナンバーは国務院が管理する車に割り当てられているという。
女性の自己紹介欄には、「中国国際航空公司のキャビンアテンダント」と記されている。中国国際航空は声明を出し、女性は元客室乗務員で、2018年に退職したとした。
関連記事
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている