トランプ氏、ダボスで対米投資アピール 環境問題ほぼ触れず

[ダボス(スイス) 21日 ロイター] – トランプ米大統領は21日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で登壇し、米経済の成功を自賛した上で、大手企業や各国政府に対し米国への投資を拡大するよう求めた。

ダボス会議では気候変動が議題の中心となる。トランプ氏は1兆本の植林活動に参加すると表明したものの、環境問題にはほとんど触れず、さらには環境活動家に対して「過去に愚かな予言を行ってきた人々の後継者」と非難。一方で、石油・ガス業界の経済的な重要性を数分間にわたり主張した。

トランプ氏がWEFに出席するのは2回目。トランプ氏は米国に投資した海外企業に感謝の意を伝えた上で、米国は3年前の大統領就任時に自身が想像していたよりもはるかに良い経済的立場にあると評価。「成功する場所を求めている全ての企業にとって米国より優れた国はない」と述べた。

また、今月署名した中国との通商合意などが21世紀のモデルになるとしたほか、米連邦準備理事会(FRB)の政策が米経済を抑制しているとし、「FRBの利上げは早すぎたし、利下げは遅すぎる」と批判した。

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