WTO事務局長が来週にも訪米、米大統領「劇的なこと実施」

[ダボス(スイス) 22日 ロイター] – トランプ米大統領は22日、世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長が来週にもワシントンを訪れると表明した。ただ詳細については明らかにしなかった。

スイスで開かれている世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に出席しているトランプ氏は記者会見で、アゼベド事務局長を含むWTO幹部が「来週、もしくは再来週」ワシントンを訪問すると表明。「極めてドラマチックなことを実行する」と述べた。

記者会見に同席していたアゼベド事務局長は、WTOは正常に機能していないため改革が必要との考えを示し、「WTOが現在の世界経済の中で機能するには変革が必要だ。こうした変革の実施にわれわれはコミットしている」と述べた。

その上で、トランプ大統領のほか、他の主要WTO加盟国の首脳とできるだけ早期にどのような変革が必要か協議していく意向を示した。

WTOでは上級委員会(最高裁に相当)の委員が昨年12月に1人となり、争処理手続きが機能不全に陥った。上級委の定員は本来7人だが、米国が過去約2年にわたり委員の新たな選任を拒否し続けた結果、委員の数は審理に必要な最低人数となる3人にまで減少。昨年12月には1人になり、新規の紛争案件の処理ができなくなった。

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