<新型肺炎>まん延阻止より安定優先か 専門家不在の対策チーム
中国最高指導部は25日、現在感染拡大している新型肺炎のまん延防止対策チームを設置した。チームメンバーに感染学の専門家は一人もいない。専門家は、指導部直轄の同チームは政権安定を目的としていると指摘した。
李首相は26日、国の感染防止対策チームである「武漢肺炎感染領導小組」のトップに就任した。
メンバーには、共産党中央政治局常務委員でプロパガンダ・思想教育担当の王滬寧氏(中央書記処書記)は、チームの副長を務める。また、党中央政治局委員の丁薛祥(中央弁公庁主任)、孫春蘭、黄坤明(中央宣伝部長)、蔡奇(北京市党委員会書記)と、国務委員の王毅(外交部長)、肖捷(国務院秘書長)、趙克志(公安部長)の各氏が名を連ねる。
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