ロシア、新型コロナウイルス感染の外国人を国外退去させる可能性

[モスクワ 3日 ロイター] – ロシアは3日、新型コロナウイルスの感染が確認された外国人を国外退去させる可能性があると発表した。同国ではこれまでに2件の感染例が確認されている。

2日夜までに中国・ロシア間の鉄道の運行は停止され、ロシア通信(RIA)によると、北京発の最終列車は中国籍の乗客136人全員が国境で降ろされたという。

中国発着の直行便も制限されており、4日以降は中国から空路で入国する外国人はすべて、モスクワのシェレメチェボ国際空港から入国する必要がある。

また、極東プリモルスクには特別隔離ゾーンが設けられ、新型コロナウイルスの検査結果にかかわらず、ロシアに到着する中国人は14日間隔離される。

同国食品小売2位のマグニト<MGNT.MM>は同日、新型コロナウイルスの感染拡大や輸送上の問題を理由に、中国からの野菜と果物輸入を停止すると発表した。

政府高官によると、ロシア国民130人を乗せた同国軍機が同日、中国・湖北省から帰還する見通し。

また、ロシアのミシュスチン首相は今月12─14日にソチで開催が予定されていた年次経済フォーラムを延期することを提案した。

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