台湾、香港・マカオの住民にビザの発給停止 新型肺炎対策

[台北 6日 ロイター] – 台湾当局は6日、香港とマカオの住民からのビザ申請のほとんどに対し、同日からビザの発給を停止すると発表した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止策の一環。

新型肺炎の感染が加速するなか、台湾は中国人を中心に海外からの渡航制限を徐々に強化している。今週に入り、中国本土からの入境を全面禁止とした。

台湾の大陸委員会は香港とマカオの住民へのビザ発給停止について、いずれにおいても新型ウイルスの感染率が上昇していることを理由に挙げた。

大陸委員会の幹部は台北での記者会見で「香港での感染状況はどんどん深刻さを増している。これは(疾病)対策センターが専門家として下した決定だ」と述べた。

大陸委員会によると、すでにビザを取得した香港とマカオの住民は、台湾到着から14日間、自身を隔離状態に置かなければならない。

また、緊急に台湾に来なければならない必要がある場合は台湾以外の場所からビザを申請し、過去14日間、中国本土に行っていないことを証明しなければならないという。

台湾ではこれまでに13人の感染が確認されている。香港は21人、マカオでは10人。

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