中国は通商合意の確約堅持と想定、新型肺炎拡大でも=米財務長官

[ワシントン 6日 ロイター] – ムニューシン米財務長官は6日、新型コロナウイルスの感染拡大が中国経済に影響しているものの、中国が「第1段階」の通商合意で交わしたコミットメントを堅持すると想定していると述べた。

通商合意の一環で、中国は今後2年で米製品・サービスの購入を少なくとも2000億ドル増やすと確約。しかし、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報によると、中国は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第1段階の通商合意の災害関連条項を適用することを検討している可能性が高いという。

ムニューシン長官はFOXビジネス・ネットワークとのインタビューで「現在の情報に基づくと、(第1段階合意の)コミットメント履行に問題が生じるとは予想していない」と述べた。

新型コロナウイルスの感染拡大による世界の供給網への影響については、トランプ政権は「大きな問題は確認していないが、注視している」と述べた。

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