中国武漢市政府は5日、新型肺炎の軽症患者を受け入れる臨時医療施設3カ所を設置した(STR/AFP via Getty Images)

武漢市、臨時医療施設3カ所を設置 患者「まるで強制収容所」

「命を助ける箱舟か、死を待つ強制収容所か」中国湖北省武漢市政府が2月5日に開設した新型肺炎の軽症患者を受け入れる臨時医療施設に、不満の声が噴出した。患者によると、施設には医師や看護師が駐在しておらず、薬もないという。

武漢市は、市内にある洪山体育館、武漢客庁(文化総合施設)、武漢国際会展中心(エキシビション・コンベンションセンター)の3カ所に仮設ベッド、合計4400床を設置した。

同市江漢区に住む羅さんは6日、新型コロナウイルスの感染症状が現れたため、地元の病院によって武漢国際会展中心に送られた。しかし、「この臨時施設に入って12時間経っても、医師からの問診がなく、薬も処方されなかった」と話した。

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